TLCCを試算する際には、新築時の防水工事費に加え、メンテナンスコストを別途試算しなければなりません。それには何年間使い続けられるのかと、という設定(耐用年数)が必要となります。コスト比較には知識が要求され、かつ手間と労力を必要とします。
標準耐用年数は、「標準的な仕様で、標準地域に施工された材料の耐用年数(『建築物の耐久性向上技術の開発』耐久性総プロ、建築研究所)」とされています。
そこで東西アスがご提案するのが、「仕様毎の耐用年数の設定」と「年あたり設計価格」です。
「年あたり設計価格」とは、その仕様を施工する場合の工事費と耐用年数内にかかるメンテナンス費用を、設定耐用年数で割り算をして、年あたりで示した設計価格です。
この「年あたり設計価格」で比較することで、従来仕様と比較した際のコストメリットが明確になり、また維持管理計画を立てやすくなるという効果も生まれます。