アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合
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イメージパース
妹島イタリア・ミラノにある「ボッコーニ大学新キャンパス(2019年竣工予定)」の計画です。既存キャンパスの道を挟んだ隣地に、寮、オフィス、研究室、スイミングプール、バスケットコート、ランニングコース等の機能が入ります。敷地はミラノ旧市街地区のエッジに位置する場所で、敷地の40%を公園として街に開くことがミラノ市から要求されていました。ミラノの旧市街地では、ポルティコと呼ばれる列柱で囲まれた居心地のよいパブリックな移動空間が見られるのですが、新都市ではポルティコのような空間はだんだんと失われつつあります。そこで新キャンパスでは、建物群と公園をスムーズに繋げるために、ポルティコを用いて空間をつくっています。
西沢基本的な機能である寮、教室、オフィスは奥行が限定されていました。そこで、細長い建物を中庭全体に巡らせるような形状にしています。動線となる廊下がそれぞれ中庭に面していて、ピロティにより建物と庭が視覚的に繋がっていきます。