アスファルト防水のエキスパート 東西アスファルト事業協同組合

東西アスファルト事業協同組合講演録より 私の建築手法

マークアップリンク
トップ
私の建築手法
山本理顕 - 「地域社会圏」という考え方
かつて住宅は「共同体内共同体」だった
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986

2009 東西アスファルト事業協同組合講演会

「地域社会圏」という考え方

山本理顕RIKEN YAMAMOTO


«前のページへ最初のページへ次のページへ»
かつて住宅は「共同体内共同体」だった

ご紹介したように、多くの集落において住宅は「大きな共同体」の中の「小さな共同体」として、私の言い方では「共同体内共同体」としてつくられています。素材や形は違つても、今お見せした集落のすべてがこの構造を持っています。これらの集落に住んでいる人たちは自分たちの住む環境を「小さな共同体」である住宅だけではなく、その集合としての「大きな共同体」と共に認識しています。「大きな共同体」の中の「小さな共同体」に身をおいて初めて、人間は住む環境を考えることができます。

かつて日本の集落でも同じ環境がありました。住宅は田の字型のプランで座敷や閤炉裏端がありました。囲炉裏端は家族が使い、座敷はゲストと共に儀式などに使われていました。ここで言うゲストとは「大きな共問体」のメンバーである集落の人たちです。住宅は必ず「大きな共同体」と「小さな共同体」の関係を基にしてつくられるものだったのです。

«前のページへ最初のページへ次のページへ»